小学生

夏期講習


この塾では、夏休み中に算数の個別指導を夏期講習と位置づけて企画しております。普段指導申し上げております中高生の数学力から逆算して、次の各項目がとても気になる分野です。

 

①分数の四則計算(特に5・6年生)

たとえば、6×2+5は本当に計算できるのかどうかが不明ですが、6+2×5ができれば大丈夫、ということになります。

 

この四則計算に分数の割り算5÷2/3とか、2/3÷5がいくつか混ざった計算を確実なものにしてほしいということ。

 

ゆとり教育の時代、分数の計算は6年生の11月頃に学習していましたが、それでは遅いのです。

 

ひとつの学年のどこでやるかが大切であって、「とにかくやっておけばよい」では済まない話です。3,4年生も確実に身につけてほしいところです。

 

②文字式の考え方

円の面積の3.14が登場すると、突然いやな思いをしたことはどなたにもある記憶かもしれません。

 

ところが、小学校の算数の教科書をよく見ると、文字式のところで、x+x+x=3×xで3xと書けることが説明されています。

 

それなら大円の面積8×8×3.14と小円の面積4×4×3.14の和は64×3.14+16×3.14=(64+16)×3.14=80×3.14=3.14×80=31.4×8と手間のかかる嫌な思いはたった一回で済むような応用ができることになってきます。

 

この便利さを、この夏に感じとってほしいところです。

 

③イコールを正しく使えること

自信のないところは誰だって隠しておきたいところです。しかし、計算になるとまた別、となってきます。

 

何を申し上げたいか、つまり、①の四則に絡んでいますが、自信がないところは答えだけ書いてしまう、という大きな傾向がみられるということです。

 

逆に言えば、イコールを正しく使えるお子さんたちは、算数・数学を苦手とする、ということがありません。断言できることです。この夏休みは、ぜひ克服してほしい課題です。

 

④平行四辺形

平行四辺形は補助線一本で三角形が2つに、二本ひけば4つどころか8個にも増えてきます。

 

ここは、6年生が中心となる分野ですが、三角形から平行四辺形の世界へチャレンジしてほしいところです。

 

ご希望があれば円柱や円すいなどの見取り図作成もご指導いたします。

 

以上、4つの分野については、普段の私どもが気がついてきた点ですが、学年とかを超えて算数に打ち込んでいただきたい、そう思いまして、小学生の皆さまにはこの夏休み中、3回の個別指導をご提案申し上げます。費用は一単位3回の個別指導で7,500円とさせていただきます。